2010/12/15

レーサーになるにはどうすればいいんだろう?

20101215a

これはまた2008年の6月に書きかけた日記。息子からの人生相談。うーむ、なんか人生そのものをつづるブログとなりそうだなー。

はじめて息子から人生相談を受けた。

「レーサーになるにはどうしたらいいの?」

うーむ、どうすればいいんだろう。

長男が将来なりたい職業を語るとき、今までは「仮面ライダーになるんだ(?)」「SLの機関士になるんだ(運転士と言わないところが素晴らしい)」など断定で言われていたのが、はじめて「どうすればいい?」という相談系で来てしまった。

お金持ちならキッズカートにでもエントリーするのだろうが、我が家にはそんなお金などどこにも無い。

とにかく今はとにかくメシ食って運動して誰よりも体力つけろってことと、基礎学力、というかこれも脳の体力というのかな、計算問題や本を読むことを沢山やれ、と言っておいた。

あるとき、あることをできるかと聞くと、「習っていないもん」と来た。

人と違う職業を目指すなら習っていないじゃダメなのだ。もっとも生きるに基本的なこと、闘争心と好奇心とを育てる必要があるな。

ただ、先般某所より環境エネルギーの原稿執筆依頼が来たので書いたのだが、ガソリンを使った車のレースって彼らが大人になる頃まで続いているのだろうか。インディはエタノールを使っているというが、あれはあれで大きな問題を引き起こしているし・・・。レース自体は無くならないとは思うのだが、なんか書いていたら、今のスポンサー完全依存型のお金のかかるレースそのものにも大きなギモンがわいてきた。

20101215b

長男の人生相談。

今までは「○○になりたい」という断定系で言われていたため、うん、頑張ってね、としか言えなかった長男の夢も、「○○になるにはどうすればいいの?」と疑問系で投げられるようになった。

うーん、早くもこんな日が来たか。

実は、以前タイガーウッズと彼の父親のエピソードをどこかで聞いたときに(その頃は子どもさえいなかったけど)、自分ならどうするか、と自問することあった。

彼がプロゴルファーになりたいと父親に言ったときに、父はそのとき見ていた大好きなスポーツ番組(アメフトだったかな?)をやっていたテレビを消して、彼の正面に向き直った。そして父親からの話は、アドヴァイスであり、決して強制するというものではなかったが、自分で決断しなければいけないというもの。

もっともこの話しはウッズが高校生のときであり、今とはまったく現実味が違うものだろうけど。

20101215c

しかもこちらは車の運転中だったので、簡単に2つ3つの方法しか言えなかったが(我が家では無理なことばっかり)、あとで考え直して、夜中の2時に息子への手紙を書いてみた。君がそうなるためにして欲しいこと、しなければいけないことというテーマで。もちろん、彼に読めるようにと多分習っていない漢字は使わずに。

そういえば「ビジネスマンの父より息子への25通の手紙」なんていうベストセラーがあったっけ。

翌朝、必ず彼に読ませるようにと、かみさんにそれを託して家を出た。

| |