設計士さんに引いてもらったCADデータを参考に、工作用紙を買ってきて急ごしらえのミニチュアを作ってみた。平面では屋根のラインがどうもわかりにくかったので、打ち合わせの数日前には作ろうと思っていたんだけど、案の定作る時間をとれたのはその数時間前。打ち合わせに持っていったら設計士さんは関心してたけど。結構絵とかも描いていたりするんだけどね、設計士さんの体温が低いのか(笑)、なんかあんまり盛り上がんないんだよなー。
何せ未だ契約前の「検討」段階なので、せいぜいCADデータ程度しか提供いただけないのである。
巣篭もりの年末~新年。たった6日の休みの間に何ができるか。アタマの中がパンクしそうなので、とにかく表に掻き出してみる(変換でいきなり出てきたのがこの漢字なんだけど、言いえて妙なのでそのまま)ことにした。ほとんどプロジェクトマネジメント。家に帰ってまでこれかよ。
で、忙しくなっていることの大きな原因のひとつ。
それが「家の建て替え」である。
この不況にこう書くと景気がいいですねえ、なんて言われそうだけど、本音を言えば建て替えたくなんかないのである。いや、正確に言えばお金と時間が溢れていれば即刻建て替えたいんだけど…ってやつだ。
我がT-3ヴァナゴンと同じで、できるところから修理していったのだが(過去の日記参照)、流石に「修理レベル」では限界が来てしまったのである。子供も成長していくし、ロードバイク(自転車)も始めて使い勝手も悪いし、家自体も決していい状態ではなくなってきている。
冬は信じられないほど家の中が冷え込むのだ。羽毛のシュラフに包まって寝ようと思ったほど。ほとんど外気と変わらないのである。
リフォームその他いろいろ検討した結果、もうこれは潔く建て替えよう!と相成ったわけである。
で、自分の性格上、やるならとことんまで(できれば楽しんで)やろうってことになるわけで、まずは特に何も考えずに住宅展示場に行ったり、本をちょこっと読んでみたり(すぐ飽きた…)、いくつかの工務店に相談に行ったりした。
ところが調べ始めてみると、狭小地である上に建築条件が予想以上に厳しいことがわかった。ついでに思ったよりも全然金がかかることもわかった。家本体以外に実にいろいろとお金がかかるのである。
まずは土地の条件面からいわゆるハウスメーカーの既製品は厳しそう、ということで、高校の先輩から建築士をしている先輩を紹介していただいたのだけど、建築費+設計費となってしまうこともあって、やはり予算の面で折り合わない。
かみさんが、上のミニチュア(って言うほどものじゃないけど)を参考に製作したお菓子の家。写真撮影後、2匹の怪獣によって、ものの5分で見事に壊され、彼らの胃袋に納まった(笑)。
どこかで誰かが書いていたけど、家「創り」は究極の趣味だそうな。確かに本気で考え出すと、時間がいくらあっても足りないほど楽しい。
でもそれ以上に、特に平日は拘束時間だけではなく、相当な精神的エネルギーの消費を強要される状況なので、帰って来るころにはもう家のことを考えるどころではないのだ。
こんなに大切で面白いことに充分時間をかけられないことが悔しい。何せ子供がいると、夏休みを工期の中に組み込みたいというスケジュール的なしばりもあるし、もうひとつ重要な要素がある。なんかもう全てがギリギリ。うーん、いったいいつまでこんな時間を過ごせばいいのだろう。
同時に、これは正月の日記で発表するつもりだけど、もうひとつプロジェクトがスタートを切ることになって、常に脳の中はフル回転状態である。