2011/12/31

ようやく片づけを始められた理由

久々にブログを確認したら、ずいぶんと未投稿記事があったので、このままほっとくのももったいないかなあ、というのと、備忘録的な意味、そして他のSNSとの連携状態を確認していきたいと思ったので、順次アップしていくことにしました。一応、当面連携を切ってアップしていきますが、ご容赦のほどを。(2015/12/26)

◼︎以下の記事は2011年12月に書かれたものです。


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実は震災以来、家にお金や手間をかけるのは最低限にしていた。余震や福島第一原子力発電所の事故(こちらは未だ危機は続いていると思っているけど)で、また何か起こるという思いが払拭できなかったから。

この家は大工さんには最低限のものだけを作ってもらって、その後自分でいろいろつけようと思っていた。例えば壁に凹み(「ニッチ」というそうだけど)だけをつくってもらい、棚は後で自分でつける、みたいな。まあお金がなかったからなのだけど。


屋根裏につくった物置からは、以前「沖縄西回り航路開拓」のために毎年のように通っていた沖縄から持ってきていた、珊瑚の残骸やら貝殻やらガラス製の浮き玉やらが出てきたので、うーむ、どうするかと思案。そのまましまいこんでいても仕方ないので、ニッチ棚の作成やデコレーションに着手することにした。


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2010/11/20

地盤保証って保険とどう違うの?

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随分間があいてしまったけど、さてその後の話。もう基礎工事もほとんど終わってしまったのだけど、この保険、いや保証?についての回答は未だ保留にしている。

さて、施主&工務店のギモンにより再度地盤調査をお願いすることとなった。

で、出てきた調査結果は「多少対応はした方がいいものの(具体的な対応方法も記載されていた)、地盤改良の必要は無し」というもの。

言わんこっちゃ無い。

「ただ」・・・地盤保証をつけるには別途84,000円必要だという。

なんじゃそりゃ。

地盤保証は本当に必要なのだろうか?調べてみるとこれは義務ではようだが・・・。

どうしようか迷っていたときに見つけたのが、このブログ
 
この方は造成地で地盤検査の結果に戸惑い、結局その存在意義にギモンを感じて加入しないという結論を出したもの。

なるほど、確かにそうだ。こちらはどうかと免責条項を読んでみてやはり驚いた。

【保証免責事由】

(1) 当社の承認を得ず、地下室、地下車庫、擁壁等を含む外構工作物工事等を実施した場合。
(2) 対象建物の施主、所有者もしくは使用者により、著しく不適切な維持管理、通常予想される使用状態と著しく異なる使用もしくは当初想定されたものと著しく異なる使途、用途もしくは自然の損耗、摩擦、黴
、錆、変質、変色その他類似の理由に起因する場合。
(3) 近隣の土木工事、道路工事、重量車両の通行による振動などに起因する場合。
(4) 責めを負うべき第三者が存在する場合。
(5) 地震、噴火、洪水、津波、台風、落雷、竜巻等の天災に起因する場合。
(6) 火災、爆発、暴動等、不可抗力に起因する場合。
(7) 地割れ、地滑り、崖崩れ等、地形及び地盤の変動に起因する場合。
(8) 植物の根等の成長に起因する場合。
(9) 当社指定以外の業者、材料、及び工法による施工、又は被害者自身の施工による場合。
(10) 水平長に対し、勾配角1000 分の5 未満の不同沈下の場合。
(11) 当社で確認した設計・配置計画と異なる場合。

10年間、子供たちの成長に伴って家も対応させることになるだろうし、家の周りもまったく工事をしないというところはないだろう。実際となりは家を取り壊したし、建て替えやリフォームもあちこちでやっている。このあたりは丁度そういうサイクルなのである。地震はいったい震度いくつまでなっらいいの?まあ噴火(?!)はともかくとしても、落雷や台風程度で地盤が変わるのか?というか双方毎年来ているじゃないか。

そして工事にはいちいち連絡して許可を取らなければならないのと同時に、業者はこの保証会社指定のところにしなければならないのだ。例えば事故で車を壊したとして、保険屋はその修理工場を指定するだろうか?指定されたら我がヴァナゴンは、下手したら直せないぞ。

なんかどうも保証や保険といった概念とは異なるようなんだけど・・・。会社はそんなつもりじゃないと言うかも知れないが、ここまで条件が細かく規定されていると拡大解釈できそうである。

工務店に「入らないとどうなりますか?」と聞くと、地盤が原因で家になんか起こると保証は何もないそうである。

うーむ、それこそ瑕疵担保保険がカバーするんじゃないの?とシロートとしては思うわけで。

それはこういうロジックからである。

先の地盤調査の結果、進言はあったが、結果的には地盤改良工事は不要という結果が出た。

工務店はその進言に対応する処置を行う(その分、費用はアドオン)

これにより通常地盤と同様の家が完成する。

よってその後家に不具合が発生した場合、その原因は地盤に帰するものではない。

よって家の保険で補償されるものである。

つまり土地の保険は不要(なはず)。

この疑問を工務店に投げかけた。もちろんこのロジックそれ自体がおかしい可能性も高いので、その点は遠慮なく指摘していただいて結構と付け加えて。

結構時間が経ってから、これまたどうも納得しかねる見解が戻ってきた・・・。

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2010/11/19

家の建て替え。打ち合せ

◼︎久々にブログを確認したら、ずいぶんと未投稿記事があったので、このままほっとくのももったいないかなあ、というのと、備忘録的な意味、そして他のSNSとの連携状態を確認していきたいと思ったので、順次アップしていくことにしました。一応、当面連携を切ってアップしていきますが、ご容赦のほどを。(2015/12/26)

◼︎今回の記事は2010年11月19日に書いたもの。

11月18日打ち合わせ項目
てっきり梁見せだと思っていた部分が通常の天井となることが分かる。
「え~?梁見せにしてと言っていませんでしたっけ?」と僕。
「聞いていませんよ」と工務店。
かみさんも「言っていなかったと思う」、という。
うーむ。
てっきり伝えたつもりでいたのだが、どうも、ピアノ(もちろんアップライト)を置くために柄の数を増やす予定の場所の印を、床と天井に分かれているのだがほぼ同じ場所だったので安心していたのが失敗。

前々からコンセプトは「デッドスペースを極限まで無くす」であるということは常々言っていたし、具体的には床下や階段下、1階と2階の間までも使えるところは使う、と言う事は再三に渡り指示なり検討なりさせてきたのだ。
また梁を使ってスピーカーやスクリーン固定用のフックを取り付けたい旨は、何かの折で言っている。なので、てっきり当然梁見せは言っていると思い込んでいたのだ。

さらに梁材も既にプレカットしてあって修正不可。
マジかよ。

図面を持ってきてもらい、設計士と検討する。
すると梁の太さ(高さ)が270と240と150の3つがあることがわかる。
2階の高さは決まっているので1階の天井側に3つの太さの梁が出ることになるのだ。
そして1階の天井の高さは、一番太い270にあわせられることになるという。

「であれば、天井の高さを150に合わせて、240と270の梁が見せられるようになりませんか?」と僕。
それだけでも、+90mm天井が高くなる。
「それであればできます」と設計士。
梁が出ていれば、軽量のスピーカーくらいボルトオンが可能である。

しかしなんでこういった提案を、シロウトの僕がしなければならないのだろう。
おいおい書こうと思うが、今回の家は自分で言うのもなんだけど、かーなーりーアイディアにあふれている。
なにせ狭小地であるうえに斜線規制が厳しいから、相当な知恵を出さないと家族4人が住める家なんて作れないのである。
そのアイディアを出したのはほとんど僕。
何しろ天空率の考慮まで僕の提案なのである。
ちなみに設計士は「1級」建築士だそうだ。1級って経験年数も加味されるんじゃなかったっけ?

ところでこの工務店、構造見学会とか完成見学会とか結構頻繁にやっているけど、僕のは出したく無いそうである。
なぜなら、費用的には標準仕様中に収めながらも、かなり独創的なアイディアに溢れており、(本音は直接は言わないけど)工務店としてはあまりやりたくないのだろう。

御社にとっては年間数十棟建てるうちの一棟かもしれないが、こちらにとっては一生のうちのただ1棟なのである。
・・・とそのうち言ってやろうかと。

ここの工務店、本当に隅から墨まで施主が気をつけていないと、楽な方、楽な方に流れていく。どこかの社長じゃないけれど、脳みそがちぎれるまで考えているとは思えないのである。
哀しいかな「信用」はできるかもしれないが、「信頼」が出来ないのだ。

外観は、トップは切妻屋根の山小屋風、中間に入母屋的要素を入れつつ和風とし、ボトムを石造りの洋風。しかし引き戸を取り入れた和風。
完成後は西側にネットを張り、ゴーヤなどのつる植物を這わせる。駐車場にはT-3ヴァナゴン(これ、+1部屋だね)、玄関脇にはロードバイクが吊り下げられ、家の脇にはシーカヤックがラックに並ぶという構想。
あこがれは、「サツキとメイの家」なのだ。

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2010/10/21

地盤調査、地盤改良が必要?

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いったい何が飛び出すのかと・・・。

 

このBlogでもちょこちょこ書いてきたけど、今、住む家を建て替えている。

ハッキリ言ってお金はもっと違うことに使いたいのだが、最近身の危険も感じるほど劣化が激しくなってきたので、この時点で建て替えておくのが賢明だろうという判断から。

 

そう思って動き始めてから既に2年近くが経過。これまた本一冊書けそうなくらいいろいろなことが起こっている。何せ狭小地に斜線規制、もちろんその他規制有り、ということで、普通に住むための家を作るだけでも、なぜにこんなに苦労せにゃあかんのだ。

最初はいろいろ考えていたけど、最近ちょっと疲れちゃって早くできてくれればいいや、とヤバイ状況。だって全然気が抜けないんだもん。何せ「お任せ」ができない工務店なのである。 

 

そんなこんなでようやく契約まで取り付け、元の家も取り壊しが完了し(これも工務店、解体業者、近所ひっくるめてゴタゴタがあった。それも普通に企業で働いたことがあれば信じがたいことで)、地鎮祭も終わり(これも結構興味深いところがあったのでいつかレポートまとめたいと思うけど)、どきどきの地盤調査。

 

といっても新たな造成地では無いし、30年以上それまでの家が建っていた上に、その家は特に傾きどころかヒビさえ入っていなかったので、工務店もそんな問題は起きないでしょう、なんて言っていた。

 

で、出てきた地盤調査会社の調査結果は・・・。

 

地盤改良「要」である。

 

なにー!?

で、その結果をまともに受けて出てきた地盤改良工事の見積もりは・・・

 

なんと70万円を越えていた。鋼管工法、いわゆるパイルを打ち込んでコンクリートを流し込むという方法だ。

 

おいおいおい、ここはそんな軟弱地盤か?前述のように、もっと貧弱な基礎で30年以上家が傾きもせず建っていた場所である。

 

近所に住む、やはりつい最近家を建て替えたすぐご近所さんが言う。

「え~!?地盤改良??そんな必要ないよ、この周りの家でそんなことやっているところは一軒も無いよ?うちもベタ基礎だ」。

  

この結果に工務店も流石におかしいと思ったらしく、別の会社に再調査を依頼することになった。

 

果たしてどうなるか。

   

というか、この再調査結果からさらに「地盤保証」「地盤保険」「瑕疵担保保証」などゾロゾロと疑問が急浮上してくるのである。いや、やっぱどう考えてもおかしいよ。こんなのハイハイ言っていたらお金がいくらあっても足りないぞ。

 

 

ちなみにこの話は珍しく、かなりリアル進行。もし同じような問題にブチあたった方がおりましたら、いい知恵をお貸しくださいましm(__)m

  

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2010/09/25

仮り暮らしのなんとやら。

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といっても、blogの話しではなく、実生活の方。

だ〜いぶ前に書いたけど、いよいよ家の建て直しをすることが本決まりとなって、間取りも1年以上あれやこれや、業者も数社とあれやこれやとやりながら、決まるときは結局やっぱりコストが最大要因となって、ドトウのように仕様を固めて(細かいところは全然未だだけど)、あっという間にバタバタと慌しく仮り住まいに引っ越しをすることになった。

お金が無限にあればなにも問題はないんだけど、とにかく原資は決まっているわけで、抑えられるところは抑えて、如何に「安く」あげるかも重要な課題。そうすっといろいろな無理も出るわけで、そのあたりと格闘をしているわけです。

借り暮らしも予算優先で(僕だけが)少々不便なところになりましたし、そこへの引越しは、当然業者へのアイミツを取るとともに、冷蔵庫や大きな家具など自分ひとりだけではどうにも運べないものだけを頼んで、あとは自分でvanagonに載せて運搬するというお引越し。

結局、荷物を借り暮らしと貸し倉庫(思いのほか荷物が多かった)に分散して運搬を完了するまでに、まるまる2回分の週末と、夜な夜な2往復のvanagonの出動が必要だった。

そして、もうへとへとな状態で「ツール・ド・のと」を迎えることになったのである。そりゃまあ風邪くらいひいちまうよなあ・・・。

あ、これ、9月アタマの話だったのです。下書きに放り込んだまま忘れておった(苦笑)。

今日は長男の運動会。果たして台風は???

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2009/12/30

家、建て替えなくちゃいけないんです。

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設計士さんに引いてもらったCADデータを参考に、工作用紙を買ってきて急ごしらえのミニチュアを作ってみた。平面では屋根のラインがどうもわかりにくかったので、打ち合わせの数日前には作ろうと思っていたんだけど、案の定作る時間をとれたのはその数時間前。打ち合わせに持っていったら設計士さんは関心してたけど。結構絵とかも描いていたりするんだけどね、設計士さんの体温が低いのか(笑)、なんかあんまり盛り上がんないんだよなー。

何せ未だ契約前の「検討」段階なので、せいぜいCADデータ程度しか提供いただけないのである。

 

巣篭もりの年末~新年。たった6日の休みの間に何ができるか。アタマの中がパンクしそうなので、とにかく表に掻き出してみる(変換でいきなり出てきたのがこの漢字なんだけど、言いえて妙なのでそのまま)ことにした。ほとんどプロジェクトマネジメント。家に帰ってまでこれかよ。

 

で、忙しくなっていることの大きな原因のひとつ。

それが「家の建て替え」である。

この不況にこう書くと景気がいいですねえ、なんて言われそうだけど、本音を言えば建て替えたくなんかないのである。いや、正確に言えばお金と時間が溢れていれば即刻建て替えたいんだけど…ってやつだ。

我がT-3ヴァナゴンと同じで、できるところから修理していったのだが(過去の日記参照)、流石に「修理レベル」では限界が来てしまったのである。子供も成長していくし、ロードバイク(自転車)も始めて使い勝手も悪いし、家自体も決していい状態ではなくなってきている。

冬は信じられないほど家の中が冷え込むのだ。羽毛のシュラフに包まって寝ようと思ったほど。ほとんど外気と変わらないのである。

リフォームその他いろいろ検討した結果、もうこれは潔く建て替えよう!と相成ったわけである。

   

で、自分の性格上、やるならとことんまで(できれば楽しんで)やろうってことになるわけで、まずは特に何も考えずに住宅展示場に行ったり、本をちょこっと読んでみたり(すぐ飽きた…)、いくつかの工務店に相談に行ったりした。

 

ところが調べ始めてみると、狭小地である上に建築条件が予想以上に厳しいことがわかった。ついでに思ったよりも全然金がかかることもわかった。家本体以外に実にいろいろとお金がかかるのである。

 

まずは土地の条件面からいわゆるハウスメーカーの既製品は厳しそう、ということで、高校の先輩から建築士をしている先輩を紹介していただいたのだけど、建築費+設計費となってしまうこともあって、やはり予算の面で折り合わない。

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かみさんが、上のミニチュア(って言うほどものじゃないけど)を参考に製作したお菓子の家。写真撮影後、2匹の怪獣によって、ものの5分で見事に壊され、彼らの胃袋に納まった(笑)。

 

どこかで誰かが書いていたけど、家「創り」は究極の趣味だそうな。確かに本気で考え出すと、時間がいくらあっても足りないほど楽しい。

でもそれ以上に、特に平日は拘束時間だけではなく、相当な精神的エネルギーの消費を強要される状況なので、帰って来るころにはもう家のことを考えるどころではないのだ。

 

こんなに大切で面白いことに充分時間をかけられないことが悔しい。何せ子供がいると、夏休みを工期の中に組み込みたいというスケジュール的なしばりもあるし、もうひとつ重要な要素がある。なんかもう全てがギリギリ。うーん、いったいいつまでこんな時間を過ごせばいいのだろう。

 

同時に、これは正月の日記で発表するつもりだけど、もうひとつプロジェクトがスタートを切ることになって、常に脳の中はフル回転状態である。

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