カブトムシ、羽化始まる。
◼︎久々にブログを確認したら、ずいぶんと未投稿記事があったので、このままほっとくのももったいないかなあ、というのと、備忘録的な意味、そして他のSNSとの連携状態を確認していきたいと思ったので、順次アップしていくことにしました。一応、当面連携を切ってアップしていきますが、ご容赦のほどを。(2015/12/26)
これは次男がロードバイクデビューの日
◼︎以下は2010年7月のお話しです。
自転車人夏号に掲載された「親子でロードバイク」を読まれた方から、今回は泣きましたー、というお話しをいただきました。子供とロードバイクを乗っていると、意外な一面を発見することもあるし、自分のほうが教えられることが多かったりして、自分自身が感動しちゃったりしてね。ただ彼はどう思っているのかわからないけど(苦笑)。
実はこういうやりとりって実父とはしたことがなかったもので、僕自身も確固たる信念とか方法論とかもってやっているわけじゃないんですけどね。
さて今回はヴァナゴンでも自転車でもない話し(笑)。
僕はいわゆる昆虫少年だった。夏休みのたびに補虫網を購入し(毎年1シーズンでボロボロになってしまうのだ)昆虫を追いかけていた。夏の自由研究は毎年、昆虫の標本を提出。理科好きの少年が集う学外の理科教室では、蝶の燐粉の研究をした。先日、実家の物置をあさっていたら、小学生の時に作った標本箱が出てきた。なかの蝶やセミはまったく崩れていなくて完璧。我ながら天晴れな展翅技術??なにせ少年の頃、唯一読んだ偉人の伝記がファーブルだったし。
ただ都会、といっても練馬だけど(最近最高気温で有名?)では、まさに絶滅危惧種の少年であり、そしてほどなく絶滅した。
当時の実家の周りでは採れなかったカブトムシも、田舎に遠征して必ず十匹単位で捕まえてきた。そして秋の始めには産卵までこぎつけたのだが、たいてい育っても2齢幼虫までがせいぜいだった。当時は園芸用の腐葉土しか手に入らず、もちろん雑木林の森も周囲にないため、幼虫が育つ環境が作れなかったのだ。
カブトムシを育てて羽化させる、というのは少年時代にかなわず、凍結された夢となった。
そして時は過ぎて今、少年たちがまたカブトムシを飼いだした。そして卵が生まれて幼虫に、なり、自分がガキの頃は手に入れられなかった腐葉土も、いまや普通のDIYショップですら売っている。さらに次男が行っている幼稚園で5齢幼虫を何匹ももらってきた。
そしてあるとき、巨大なイモムシは茶色いサナギとなっていたのである。
うーむ、30年以上凍結されていた夢は実に簡単に解氷され、息子の目を通してかなうこととなるわけだ。
ところがその夢は次男のすさまじいばかりの泣き声で・・・かなう?こととなる。最初の一匹が羽化に失敗してしまい、羽がくしゃくしゃになってしまったのだ。箱の中に障害物なんてないから、多分羽化したての羽を持ってしまったのかもしれないなあ、と思ったが、残念ながらこうなってしまうともう修復は不可能だ。なんとか次男をなだめ、次の羽化を待つことにした。そして数日後、無事2匹目が羽化した。しかし栄養状態が良くなかったのか、明らかに体格が小さい。次男は朝からずっと箱の前に座り、「いつになったら羽が茶色くなる?」と僕が玄関に行くたびに尋ねてきた。
今、その後もらったり捕ったものも合わせて10匹近くが箱の中でワサワサしている。ちょっと大きな箱を買わんとあかんなあ。
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