農業研修、初日。
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僕らの農業研修のつもりが、子ども達の農業体験になってしまった。でもその方が、別の意味での実りは大きいかも知れない。
研修なんてオウギョウなものじゃなく、いわゆる体験農園なんだけど、僕のレベルでは十分研修になってしまう。なにせ放浪系を自認するボク、土などいじったことがなかったのだ。
先日の日記で、市の農業体験的な制度にうかったことを書いたけど、その第一回目の研修に行って来た。
子どものラグビーの時間が長引き、5分くらい遅れてしまったのだけど、もう研修は始まっていて、しかもすごい人。前日の土曜の天気が悪かったために、ここに集中してしまったようだ。
本日のメニューは以下の通り。
(1)作付け位置の決定 m×2mという結構大きなエリアを担当する。どこに何を作るのか、その位置を決定する。もちろん勝手は許されないし、するつもりもない。
(2)里芋の準備
(3)大根、カブの準備
(4)小松菜、ほうれん草、山東菜(?)の準備
ここまではすべて作るための土作り、準備である。肥料と混ざってうまい具合になるまでに2週間ほど必要だとのこと。
なるほど。
そして本日植えられるのは、(5)ジャガイモだけ
農家の人はボクよりも全然若い感じの人だった(いわゆる高齢で自分では農業が困難になった人が指導する、というイメージがあったのだ)。その逆に、講習生?は結構ご年配の方ばかりだった。家族連れもチラホラ見えるが、ボクらが若い部類に入るほどだ。
ほとんどが継続契約の人なので、最初の研修内容はマジでチンプンカンプン。困った顔をしていたら、1年目の人は後ほど別の研修をするという。助かった。
そしてその初心者向け研修で、「今聞いても何がなんだかわからないと思いますが、後でつながると思います」会社の業務研修みたいだけど、わからないことをわかっていて話してくれるのはありがたい。
鍬一本で耕したばかりの柔らかい土を、鍬の歯一本分の幅で器用に掘り、肥料を蒔いた後に土をかけて、さらに盛り上げて畝を一本つくりあげる。後で自分でやってみたけど、穴を掘れば崩れるは、畝を作ればガタガタになるわで、シロウトとプロとの差は歴然。
以前、和田浦でツチクジラの解体を見たときのことを思い出した。巨大な肉にモノサシとなる棒をあてて、短包丁でよどみなく切り分けていく姿は、まったく無駄が無かった。
何かやろうとすると、子ども達が「僕にやらせて!」とウルサイ。もうどっちの研修だかわからなくなってしまった(笑)。堆肥は牛糞。子どもに「牛のウンチらしいよ」と言うとちょっと複雑な顔をしていたけど。時間的にはボクらでやるよりも、ちょっとかかってしまったかも知れないけど、意外と面白い(今はね)。
次は3月最終週。浜名湖に行く前の日なのだ。
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