« ちこっとBe-pal | トップページ | あー、(子どもたちは)夏休み。 »

2008/07/14

スピードレーサー、つまりマッハGOGOGOのリメイクを見てきた。

20080714

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
このブログ全体は以下に移転しています。
https://atsushi.canoeworld.net/works-etc/clubt3/
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Carsを越えるものは出るか?!

最近、自分が本当に見たい映画を見に行くことが少なくなったなあ、というか見たいという映画が少ないなあ。

最近は映画も基本的には「子どもが見たいか」、「子どもに見せたいか」という視点、いや、「子どもと見たいか」という視点かな、が最もウェイトが高くなってしまった。

そんな視点では今年は「崖の上のポニョ」や「ポケモン」、「スピードレーサー」は順当か。「インディジョーンズ」も見たいけど、子どもたちと行くには厳しいかなあ。それにハリソンフォードも随分老けちゃったし。ボク的にはシリーズ3作とも見たことは見たけど、第一作目が唯一無二のインディジョーンズになっている。

というわけで先日、まずとっかかりとして「スピードレーサー」を見てきた。長男がWEBページを見たら行きたくてたまらなくなったという。最近計画的な週末が過ごせなくなっているので、ある意味空いていたし、父母が携帯を機種変更したいとずっと言っており、実家近くの床屋にも行きたかったので、地元近くにあるシネコンへ行くことにする。

一応、早々に席を確定しておいた方がいいなということで、自転車でいったんシネコンに行って席を取ったり、機種変更にけっこう時間が取られたりして床屋に行っている時間がなくなってしまった。

ちなみに今回の行動は電車+自転車。ガソリンが高すぎるから。

帰りは父親のマークXで駅まで送ってもらった。「はやーい」、「静かだねえ」、「すげっ」と子どもとかみさん口々に。「じゃあ、車買い換えるか?」と聞くと(勿論そんな気はないのだが)、長男が即座に「やだ!」と反応。お、いいじゃん、わかっているねえ、と思わずニヤツク私。

「だって新しい車って高いんでしょ」と予期せぬ攻撃。まあね、高いよね、ミニバンなんか300万コースだもんね。…とちこっとT-3の話題を織り交ぜておきます(笑)。

というわけで、今回は「スピードレーサー」を見てきた。

「マトリックス」のウォシャウスキー兄弟が創ったと言う本作品、さぞかし斬新な手法を使うんだろうなあ、と期待も持ちつつ映画館へ。

マトリックスは色彩的なコントラストを押さえて、光と影、どちらかというと影の部分を多用していたように思うのだけど、この映画は極彩色で埋めつくされ、パースもへったくれも無い上に人物も異常なまでに「寄り」が多く、見ていて疲れてしまった。車の動きも早いだけでむちゃくちゃ。マトリックスの「ありえねー動き」にターボチャージャーをかけた感じ。映画は非現実的なものをいかに現実的に見せるかっつうところが腕の見せどころかと思うのだけど、まったくありえないところをさらに強調して、カットの早さで誤魔化しているだけにしか映らなかった。

この兄弟は単純にアニメファンに過ぎないのかなあ、と思った次第。途中からかなり辛くなったぜよ。

(ちょっと調べたらやはり苦戦しているようですな)

 

まあでも子どもたちは「レースシーンに限り」喜んでいたようなので、個人的な感想は置いといて、とりあえずは良しとしておこう。

大人も子どもも楽しめる車映画に、未だ「Cars」を越えるものは出ず。

しかし今週も大切な週末がいとも簡単に終わってしまった。

また長い一週間が待っている。

| |

« ちこっとBe-pal | トップページ | あー、(子どもたちは)夏休み。 »